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              あっぱれ長屋のプラス話 第35号

               〜光に背を向けたら影に先導される〜       
                                  2004.10. 29




 くるり
   みなさん、こんにちは。
   今日のお江戸あっぱれ長屋からのお客様は、
   家主兼大家兼ご隠居、棚ぼた衛門さんです。
  
  ぼた衛門
   はい、こんにちは。
  
  くるり
   いつもお元気そうで、何より何より。
  
  ぼた衛門
   元気というのは、元の気と書く。
   つまり、それが正しくあるべき状態。
   だから、本来は元気な状態が、標準、普通、当たり前。
   そして、元気が増えれば陽気になり、
   元気がなくなれば陰気になるんだな。
  
  くるり
   まあ、陽気まではいかなくても、せめていつも元気ではいたいよね。
  
  ぼた衛門
   陽気は元気が基本だから、
   元気がなくては陽気は成り立たない。
   一方、陰気は、元気がなくなってこそ成り立つ。
   だから、とにかく元気ならば、陰気にはならないし、
   陽気は付加価値としてついてくるんだな。
   
  くるり
   だから、どんなにうまくいかないときでも、
   元気をなくしてはいけないんだね。
  
  ぼた衛門
   そうは言っても、人生、元気をなくすときがあるのは仕方ない。
   でも、それを長くひきずったらいけない。
  
  くるり
   でも、どうしても元気になれなくて、陰にこもってしまうときもあるでしょ。
   そういう時は、どうしたらいいの?
  
  ぼた衛門
   具体的な形にあてはめて考えてみたらいいんじゃ。
   もしくるりが、暗闇で迷ってしまったら、どう行動するか。
  
  くるり
   まず、周りを見渡して、どこかに明かりが見えないか探す。
  
  ぼた衛門
   それそれ。
   そしてたとえ、針の穴ほどでも、明かりを見つけたら、
   そちらへ向かうじゃろが。
   それと同じことすればいい。 
  
  くるり
   その明かりが見えないから、暗いところにとどまってしまうんだよ。
  
  ぼた衛門
   見えないではなくて、見ようとしてないんじゃ。
   どんな暗闇だって、入り口があるから入りこんでしまうんだ。
   当然、出ていくところはある。
   それを探そうとする気力をなくすだけ。
  
  くるり
   でも、不安だらけで怖くて動けなくなることもあるよ。
  
  ぼた衛門
   確かに、暗闇で動こうとするのは勇気がいる。
   問題はそこだ。
   だからこんなところにいるのは苦痛って気持ちがある一方、
   じっとしていればとりあえずは安心、という気持ちが生じてきたりする。
   そうなると、今度は苦痛なのに動けなくなる。
   そして暗闇にひたりこんで思うんだ。
   あー、なんで私、こんな目にあわなくてはいけないのかしら…。
   私って、なんてかわいそうなのかしら…。私もう、だめだわ…。
  
  くるり
   ご隠居さん、頼むからそのあたりでおかまはやめてください。
   
  ぼた衛門
   動けない、でも、動かなきゃ、事態は変わらないんじゃよ。
   
  くるり
   その前に、そもそも、なぜ暗闇に入り込んでしまうのかが問題じゃないの?
  
  ぼた衛門
   それは、元気な自分が、光に背を向けてしまうことから始まるんじゃ。 
   光に背を向ければ、影が前にできる。
   すると、影に先導されて歩いていくようになる。
   そうなると、歩けば歩くほどどんどん光から遠ざかる。
   そして、やがて暗闇に入り込んでいってしまうんだ。
   反対に、光に向かって歩いていけば、元気な自分が先頭にいる。
   影は後から、黙ってついてくる。
  
  くるり
   光に背を向け、影に先導されてしまうから、陰気な世界に、
   光に向かって歩いていけば、陽気な世界に行かれるってわけだ。
   その光ってのは、つまり希望とか明るい気持ちとか可能性みたいなもんだね。
  
  ぼた衛門
   そうじゃ。
   ただ希望を捨てるなといっても、抽象的だからなかなかできないこともある。
   そこで、その希望を光とみて、具体的な形に置き換えて考えてみるんだ。
   最初の号で言ったが、この世の現象は、すべて人生を表しているんだからな。
  
  くるり
   希望をなくしてしまって立ち直れないときには、
   自分は今、影に先導されて歩き出してるから、
   光に向き直らなくてはって考えるんだね。
  
  ぼた衛門
   そうじゃ。
   ただ、人生は一直線ではない。
   いつも光に向かってまっすぐ行かれるとは限らない。
   その時に、光を見失なってしまうことがある。
   そして、間違えて光に背を向けている方向に
   進んでいってしまうことがあるんだ。
   
  くるり
   だから、どんどん暗くなっていくと思ったら、早く光を探せばいいんだね。
   
  ぼた衛門
   光に背を向けても、光が届いているところだったら、
   まだ自分の前に影が来ていることに気がつける。
   ところが、光も届かない暗いところまで来てしまうと、
   影も見えなくなってしまう。
   そうなったら、もう、迷い込んでる方向にいることさえ、
   わからなくなる。
   だから、どれだけ早く気がつけるかだ。
   
  くるり
   でも、真っ暗なところまで行ったほうが、
   光を探しやすいということもあるよ。
  
  ぼた衛門
   そうさな、くるりなんかは、
   そのくらいでも、いいかもな。
  
  くるり
   いやです。
   私はいつでも希望を忘れないから、暗闇まで行かないうちに、
   気がつきます!
  
  ぼた衛門
   まあ、くるりは希望だけで生きてるようなもんじゃからのう。 
  
  くるり
   それ、ほめられてるの?けなされてるの?
  
  ぼた衛門 
   まあ、ともかく、いつも元気を忘れないことじゃ。
   元気があるうちは、陰気にはならない。
   つまり、光に背を向ける方向には行かないから。
  
  くるり
   いつも、光を探して、光を見て、光を目標に進む!
   あっ、ここにも光が!
   なんだ、ご隠居が和帽子をはずしたんだ。
   そうか、年取ってはげる人はたくさんいるけど、
   はげたのではなくて、
   いつも頭に光を掲げるまでになったということなんだ。
   さすがご隠居さん!
  
  ぼた衛門
   せっかくほめてもらったが、
   残念なことに、わしのは、はげでなくて月代でな。
  
  くるり
   月代って、はげをごまかせて良かったね。
  
  ぼた衛門
   そうなんじゃ…じゃなくて月代でな!
  
 


 (発行マガジンより、若干手直しして本文のみ掲載しております。)


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