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                あっぱれ長屋のプラス話 第58号   

                      〜運勢好転〜                
                                  2005. 11. 27 




  くるり
   みなさん、こんにちは。
   今日のお江戸あっぱれ長屋からのお客様は、
   易者のどう造さんです。
  
  どう造
   こんちは!
   おっ、くるり、
   運勢好転の兆しが出てるぞ。
  
  くるり
   えっ、ほんと?
  
  どう造
   たぶん。
  
  くるり
   自信ないのかい。 
  
  どう造
   俺が断言しようとしまいと、
   否定したわけじゃねえんだから、
   いいほうにとって、頑張ればいいんだって。 
   そうそう、その「好転」で、この間、
   気がついたことがあるんだよ。
  
  くるり
   うまくごまかされたような気もするけど、
   それはなんでしょう?
  
  どう造 
   あのな、ものごとがいいほうに変るとき、
   好転と言うが、その反対語は?
  
  くるり
   えーとね、暗転、かな。
  
  どう造
   ところがどっこい、これが、
   「悪化」なんだ。
  
  くるり
   対になってないじゃない。
   反対語で考えるなら、
   好転、暗転でしょう。
  
  どう造 
   それも対になってねえじゃねえの。
  
  くるり
   あれ?
  
  どう造
   そこに俺は何かあると見たのよ。
  
  くるり
   何があった?
  
  どう造
   悪くなるときってのは、
   好き好んで悪いほうへ行くわけじゃねえ。
   自分ではどうにもならない力によって、
   悪い方向に変わっていってしまうんだ。
   
  くるり
   だから、悪化ね。
   で、好転は?
   
  どう造
   好転の「好」の字は、
   人間の思いを表しているよな。
   そして、そういう感情ってのは、
   人が主とならなきゃ、成り立たねえものだ。
   つまり、悪くなるときは、
   自分の意思に関係なく、
   不本意な方に行ってしまうが、
   いいほうへ行くときは、
   自分の意思が大いに関係あるということだ。
   
  くるり
   良いほうに転じるではなくて、 
   好いほうに転じさせる。
   運の力で良くなるのではなく、
   自分の力で好くするってことか。 
  
  どう造
   そうは言っても、
   目に見えない運の力というものもあるんだ。
   運が強い時と弱い時もあるんだ。
   あってもらわないと、こちとら困るんだ。
   
  くるり
   自分の都合で言ってるのか。
  
  どう造
   いや、運はあるにはある。
   でも、運勢のいい時期だから、
   何もしなくても良くなる、
   悪い時期だから、何をしてもうまくいかねえ、
   だけで人生は動いてねえことも確かだ。
   これはわかるだろ。
   うまく行かないのは運のせいだ、
   なんて言ってる奴より、
   自分のせいだと言う奴のほうが、
   人間として信用できるだろ。
    
  くるり
   運が良かろうが、悪かろうが、
   前向きで頑張るのは変わりないんだよね。

  どう造
   運を呼び込むためには、
   まず、そういう人間の意志がなきゃ、
   はじまらねえのよ。
   それが開運のはじまり。
  
  くるり
   開運といえば、
   開運とは言うけど、閉運とは言わないね。
   運が強いときは盛運、
   弱いときは衰運で、
   こっちは対になってるけど。
     
  どう造
   運の盛衰は、人間の力の及ばない次元の話だからな。
   でも、開運は、人間の力も大いに影響する。
   つまり、開運とは、運をどれだけ自分のものにできるか、
   ってことだ。
   それによって、本来人間の力の及ばないところの、
   運の盛衰だって変ってくることがある。
   たとえ、どんなについてねえと思ってる時だって、
   運がなくなってるわけじゃねえ。
   運が閉じるってことはねえんだからな。
   もし、そんなことがあるなら、亡運という言い方だって、
   あっていいはずだ。
  
  くるり
   私は乏運だよ。
  
  どう造
   乏運という言葉もなければ、富運もねえ。
   持って生れた運はあるにしても、
   人間次第、生き方次第で、良くも悪くもなる。
   開運を願う人間は大勢いるが、
   運が好転し、開いてくれるのをただ待ってるのと、
   自分から好転させよう、開こうとしているのでは、
   呼び込める運の量が違ってくるのは当然だ。
    
  くるり
   盛運だろうが、衰運だろうが、
   ともかく、運はいつも必ずある。   
   それを開くのは自分次第。
   そう思えば、
   どんな時でもめげないで、
   頑張れそう。
  
  どう造
   おめえも、乏運だなんて言ってるうちはだめだぞ。
   だから、さっき、おめえに「たぶん」好転すると言ったのよ。
   運は好転させられるが、あとは、おめえ次第だってことでな。
   自分次第で好いほう、好きなほう、
   好むほうに転じさせることが可能だから、
   好転なんだって、頭に入れときな。
   
  くるり
   すごい!
  
  どう造
   いや、それほどでも…。
  
  くるり
   だって、送り仮名が変るだけで、
   同じ字なのに違う読み方になるんだよ。
   「好い」でしょ、「好き」でしょ、「好む」でしょ。
   みんな読み方が変るのを日本人は読み分けてるんだよ。
  
  どう造
   そこに感心してるのかい。
  
  くるり
   でも、その漢字の意味に該当する日本語に当て字して、
   強引に読み方にしただけなんだろうけどね。
   
  どう造
   当て字に限らず、
   勝手に都合のいい読み方するときもあるだろ。
   俺たちの時代では、
   人の名前でも、いいかげんな当て字で書いちまうことがあるもんな。
   あっ、今の「俺たちの時代」は、
   「おれたちのところ」って読んでね。
  
  くるり
   そういえば、読み方って、正しいとか正しくないとかに限らず、
   けっこう臨機応変、いいかげんに使うよね。
   だったら、「悪化」は「好転の始まり」って読んでもいいね。
  
  どう造
   どう、ふりがなを割り振りゃいいんだ。
  
  くるり
   「美人」と書いて、「くるり」と読むことも可能。
  
  どう造
   そんなありえない無理しなくても、
   「狂狸」と書けば、素直に「くるり」と読める。
  
  くるり
   読まなくていいわい。 
    
 (発行マガジンより、若干手直しして本文のみ掲載しております。)


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