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あっぱれ長屋の江戸っ子たちと現代人くるりのドタバタ人生談義

憂鬱で毎日に嫌気がさした時向き編  





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                あっぱれ長屋のプラス話 第115号   

                   〜 人は強く生きられる 〜       
                                     2009. 9. 22
   


 
  くるり
   みなさん、こんにちは。
   今日のお江戸あっぱれ長屋からのお客様は、
   いつも元気で迫力ある
   おなか茶屋のおなかさんです。
   決して恵まれてる人生とはいえないのに、
   どうしたらこんなに図太く強く生きられるのでしょう。
   繊細で弱い人間の私としては、見習いたいところです。
  
  なか
   そんなことを言ってるくるりの図太さは、
   図々しい領域にまで行ってるし、
   私の人生、恵まれてないとも思ってないから安心おし。
   人生は、心の置き所で決まるものだよ。
  
  くるり
   さすが、図太いお方らしいお言葉。
   でも、繊細で弱い私は、
   そんなにどっしりかまえられない。
   
  なか
   繊細で弱いがこれほど似合わない人もいない。
  
  くるり
   そんなことないよ。
   ほら私は落ち込む時は、すぐどーんと落ち込むし。
  
  なか
   そのかわり、舞い上がる時もすぐに舞い上がる。
   それもとことん舞い上がる。
   舞い上がりすぎるくらい舞い上がる。
   そういうのは、繊細ではなく単純と言うんだよ。
  
  くるり
   とにかく、  
   落ち込んでしまうことは事実です!
  
  なか
   いばれることかい。
   そもそも、落ち込むようなことがあったらからって、
   落ち込まなきゃいけないことはないんだよ。
   そういう時は逆に笑い飛ばしてみると、
   心のもやが吹き飛ばされるんだよ。
   それを、落ち込むのが当たり前だと思ってるから、
   いけない。  
   
  くるり
   さすが、恵まれない人生から会得した極意。
   あ、なんか殺気を感じる…。
   それにしても、どうしてそんなにたくましいの?
     
  なか
   たくましいとかいう問題じゃないの。
   ある一つの事実だけを見れば、
   自然とそうなれるんだよ。
   私が大事にしているこの紙に、
   その答えが書いてあるよ。

  くるり
   どれどれ。
   「わたしは いかされている
    いかされているから いきられる」
   言葉はともかく、 
   へたくそな字だね。

  なか
   余分なことは言わないでもよろしい。
   それは、私が子供の頃、
   手習指南所で師匠に書かせられたもの。

  くるり
   だから、へたくそなのか。
   それにしても、
   しぶいことを教えてくれる寺小屋だね。

  なか
   師匠はお坊さんだから、
   読み書きそろばんの他にも、
   人生のことを、よく教えてくれたよ。
   これも、人生の基本だから忘れないためにと言って、
   書かせたんだよ。   
   自分が生かされていることを正しく心に置けば、
   自然体になれる、
   だから、人はいつでも強く生きられるんだってね。

  くるり
   生かされているということはよく言うけど、
   気がついたら生まれて生きていた、
   というのが実感だし、
   おなかさん見てると
   自分の意思で強引に生まれて生きてます、
   って人もいそうで、なんかよくわからない。

  なか
   生まれることがそうだったにしても、
   寿命がある間だけしか生きられないことには変わりないよ。
   いくら自分がもっと生きたいと思っても、
   寿命が尽きたら生きられないし、
   その寿命がいつまであるかを知ることもできない。
   すべて、自分を生かしている何かに委ねられている。
 
  くるり
   そうか。
 
  なか
   私が存在しないこの21世紀の時空に来るとね、
   江戸で生かされている自分のありがたみが強く感じられて、
   よけい、江戸に帰ったらきちんと生きようと思えるんだ。
   もっとも、江戸に戻れば、
   ここの記憶はなくなってしまうんだけど。
   
  くるり
   じゃあ、江戸では、
   私のことも記憶から消えてしまうんだね。

  なか
   ところが、くるりは夢に出てきてうなされるんだよ。
   ここでは、くるりだとわかるけど、
   江戸に戻るとわからなくなってるから、
   江戸の私は謎の妖怪だと思ってるよ。

  くるり
   妖怪さん、なんか用かい?
   なんて言ってたりして。

  なか
   また変な夢見そうだ。
   まあ、くるりが出てくるということは、
   生かされているありがたみを感じることも、
   持ち帰れているのかもしれないけどね。   
  
  くるり
   自分では気がつかないけど持っている意識、
   潜在意識っていうのがあるんだよ。
   そこに入ってるんだよ、きっと。

  なか
   くるりのこともかい?

  くるり
   嫌そうに言わない。
   それはともかくね、
   一つ疑問がある。
   生かされていることを忘れなければ、
   強く生きられるというのは正論ではあるけど、
   万能ではないと思うよ。
   だって、
   生きていたくないと思ってしまった時には、
   生かされているということが、
   かえって重荷に感じられてしまって、
   ますます生きる気力を奪いかねないもの。
   
  なか
   生かされているから、
   生きていなくてはいけない、
   と思っているからそうなるんだよ。

  くるり
   それって、
   死んでもいいって言ってるみたいですけど。

  なか
   違います!
   よく考えてごらん。
   「生かされているから、生きていなくてはいけない」
   となるのは、
   自分を生かしている力に対して、
   人生の責任転嫁をしてるじゃないか。
   だから、絶望する事態に遭遇した場合、
   そこから逃げている自分を正当化するためには、
   大変都合のいい形となってしまうの。

  くるり
   それで、重荷になる。
   
  なか
   一見、受身的すぎるほど受身的でありながら、   
   実体は思いっきり自分の思いが前に出ている。
   「生きていなくてはいけない」というのは、
   あくまで、自分から見た発想でしょ。
   だから、自分で寿命を決めるなんていう、
   おかしな考え方も出てきてしまうんだよ。
   
  くるり  
   では、正しい形の「生かされている」とは?

  なか
   さっきも言った、あるがままの自然体の形だよ。
   それが、後半の
   「生かされているから生きられる」
   実際、これこそが、事実そのものじゃないの。
   つまりは、
   どんなことがあっても、
   生かされている間は生きられるから大丈夫、
   ということでもある。
    
  くるり    
   なるほど、勇気が湧く感じだね。

  なか         
   そこに気がついた時、
   感謝に守られた自分になれる。
   それで、何事もありがたく感じられるし、
   安心して前向きになれるんだよ。

  くるり
   それが強みになるわけだ。

  なか
   そこを、感謝ではなく、
   自分の我を通して見ていると、
   欲、悩み、絶望、不平不満、驕り、ひがみなど、
   あげたらきりがない負の感情に、
   簡単に振り回される。
   よって、心も不安定になり、
   なんでこんな不幸な人生なのかと嘆くことになる。

  くるり
   生かされているということを、
   正しく自然体で受け入れてれば、
   どんなところに心があろうと、
   いい方向に向けられるんだね。
   
  なか
   そうだよ。  
   負の感情に遭遇しても、
   「こんな思いをするのも、
    きっと何か意味があることに違いない。」
   と前向きに考えられる。
  
  くるり
   生かされていることを、
   そのまま受け入れるだけで、
   人生、楽しくもなるし、楽にもなる。
   まさに楽々人生だね。
  
  なか
   しなくてもいい苦労を、
   わざわざ呼び込まなくていいんだよ。
 
  くるり
   よし、
   おなかさんの強さの秘密の一端がわかったから、
   私も今すぐそれを真似して書こう。
   
  なか
   やることが早いのはいいことだね。    
   …それにしても、   
   ひらがなだけで書いてるところや、
   へたくそなところまでは真似しなくてもいいんだよ。
   くるりはもう子供じゃないんだから。

  くるり
   別に真似してるつもりはないですが。

  なか
   え?
 
  くるり
   できた!      
   これをここに貼って、
   毎朝声に出すことにしよう。

  なか
   え、これを?
   そこまでしなくても、
   これはくるりは充分達成してるよ。
   さっき言ってた、潜在意識ってところまでも、
   しっかり入ってるようだし。
  
  くるり
   あら、急に素直な自然体におなりになって。
   でも、いくら私が優秀とはいえ、
   さらに極めても、
   間違ったことではないので、
   やらせていただきますわ。   

  なか
   そこまでやりたいなら、
   確かに間違ったことではないから、
   好きにおし。

  くるり   
   はい、好きにさせていただきます。
   「わたしは いかれている!」

  なか
   はい、その通りです。
   間違いございません。

  くるり
   しまった…。
   「さ」が抜けてた…。
  


  

 (発行マガジンより、本文のみ掲載しております。)

    
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