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                  あっぱれ長屋のプラス話 第87号   

                〜 心を使う幸せ、使われる不幸せ 〜       
                                      2007. 8. 5
   



  くるり
   みなさん、こんにちは。
   今日のお江戸あっぱれ長屋からのお客さまは、
   易者のどう造さんのおかみさん、
   おはぎさんです。
  
  はぎ
   こんにち、わっ!
    
  くるり
   へんなところで区切らないでください。
    
  はぎ
   このわっは、驚きのわっ!
   どうしたんだい、その目のクマは。
    
  くるり
   悩みの解決策について考えすぎて、寝不足なだけ。
    
  はぎ
   まったく、くるりは、
   突き抜けて楽天家かと思えば、
   底抜けて落ち込むほど悩んだり、
   忙しいね。
    
  くるり
   お年頃なもので。
    
  はぎ
   どっか落ち込みきれてはいないんだけど。
    
  くるり
   なんか言った?
   おはぎさんは、いつも何も悩みがなさそうでいいよね。
    
  はぎ
   悩みがあると、自分だけが不幸で、
   他の人は皆幸せそうに見えるもの。
   でも、そう見えるのは、自分の悩みのところしか比べないからだよ。
   くるりがなんとも思わないことで、
   悩む人もいるんだから。
   みんなそれぞれ悩むところがちがうだけ。
   それなのに、人間ってのは、
   自分の悩みが一番大変、深刻だと思うものだよ。
    
  くるり
   そりゃそうだよ。
   他人の悩みはどんなに大きくても他人事、
   自分の悩みはどんなに小さくても、
   自分にふりかかることなんだから。
    
  はぎ
   問題はそこ。
    
  くるり
   そうでしょ。
    
  はぎ
   じゃなくて、これまでも、みんなが何回も言ってきたはず。
   悩みは、自分が悩みと思ったときに悩みになるって。
   悩みは自分にふりかかるものではなく、
   自分で作り出してるものなんだよ。
   だから、どんな幸せな環境でも悩みと感じる人は感じるし、
   どんなに不幸と思われる環境でも、悩みと感じない人は感じない。
   その時によって、受け止め方が変わることもある。
   人により、時により、差ができるものなのだから、
   自分にふりかかってくるものという、
   受身の見方は間違い。
   まず、その認識だけは、忘れないで。
    
  くるり
   わかりました。  
   でも私は、今回は、悩むと言うより、
   悩みに対して、前向きにどうしたらいいかを考えてただけなんだよ。
   81号の時に天さんが、
   望まない事実に対し、
   感情として捉えるか、現象で捉えるかで、
   その後が変わるというような話をしてくれたの。
   だから、起きた現象に対して、
   どうすればいいか考えていただけなんだけど、
   やっぱり眠れなくなったの。
    
  はぎ
   私が、ほうむぺえじで言ってるのを忘れたかい?
   布団に入ってからは、
   悩みについて考えてはいけないって。
   布団の中にいるときは、
   どうせ何もできないんだし。
     
  くるり
   悩んでいるのではなく、
   考えているのだからいいと思ったんだけど。
     
  はぎ
   確かに、感情に振り回されるのではなく、
   どうすべきかを考えるのは前向きだけど、
   それを眠れなくなるほど考えてしまうのは、
   やはりそれだけ気にしてるから。
   つまりは、自分では現象として捉えてるつもりでも、
   実際は感情として受けとめてしまってるんだよ。
   本当に、現象として受けとめているなら、
   「今は寝る時間だから、ひとまず寝ることにして、
    明日また考えよう」と思えるはず。
   心や脳だって、充分な休息を与えてこそ、
   前向きな気持ちや、ひらめきを導き出すこともできるんだからね。

  くるり
   「考える」と「悩む」の区分けは、あなどれないな。
   
  はぎ
   自分というのは、自分の人生の主役だよ。
   だから、いつも自分が主導権を握っていなければならない。
   ところが、人生の中では、
   その主導権を奪おうとするもの、
   いや、正確にいうと、
   主導権をつい渡してしまうものがたくさん現れるの。
   悩みもその一つ。
   眠れないほど、頭を離れないのは、
   すでにその悩みに心を支配されてしまってること。
   支配された心に使われれば、悩み、悪い方へ向かっていく。
   逆に支配された心をうまく使えば、自分を取り戻し、
   考え、いい方へ向かっていくことができる。
   考えると悩むの鍵は、自分の心を使うか、使われるか。
   
  くるり
   具体的なものでも、
   お金に心を奪われたり、
   お酒に呑まれたりするのは、
   心を支配されている状態だよね。
   だから、失敗して悪いほうへ行ってしまうんだ。
  
  はぎ
   そうだよ。
   人は、心で感じ、それに従って、考え行動する。
   その大元が支配された時、心を使う立場を取り戻せるか、
   使われるままになってしまうかは、何より大事。
   もし自分の中に、
   心を支配してしまう悩みが生じても、
   主導権さえ渡さなければ、心に使われることなく、
   天さんの言う、
   現象として考える状態に持っていけるんだよ。
    
  くるり
   心を使うということは、
   心遣いにも通じるから、
   そういう意味でも、幸せを呼ぶ方向にいくよね。  
   そうか。
   私は、心に使われてたから、寝不足になってしまって、
   目の下にクマを作るような羽目になってしまったんだ。
     
  はぎ
   それに、心が悩みで支配されているうちは、
   いくら考えても、愚策しか出てこないよ。
   だって、感情先行で解決しようとするわけだから、
   どうしても、無理やゆがみのある方法になるもの。
    
  くるり
   とすると、自分が不幸になるために、
   寝る間を削って考えてたんだ。
   しかも、私の美貌と若さまで、
   損なうところだったとは。

  はぎ
   くるりは、大きな勘違いにも支配されてるようだ。

  くるり
   でも、さすが夫婦だね。
   ご亭主のどう造さんも、
   支配されてはいけないって言ってたもん。

  はぎ
   へえ、あの人がかい。
  
  くるり
   うん。
   俺なんかすっかり、おはぎに支配されちまって、
   もうおしめえだって。
    
  はぎ
   黙らっしゃい。


   
      
   
 (発行マガジンより、本文のみ掲載しております。)
     

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