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                あっぱれ長屋のプラス話 第103号   

                  〜 本来の姿はいつもある 〜       
                                  2008. 8. 2         




  くるり
   みなさん、こんにちは。
   今日のお江戸あっぱれ長屋からのお客様は、
   姉さんの茶屋を手伝うおとめちゃんです。
  
  とめ
   くるりさん、とんでもないことに気がついたんだけど。
    
  くるり
   なんですか?
    
  とめ
   21世紀の江戸の夜空から、
   お星様が消えてます。
   いったい、どうなってるの?
    
  くるり
   地上が明るくなったから、
   見えにくくなっただけだよ。
    
  とめ
   それだけのことではないでしょ!
   空気も汚してしまったんでしょ!
    
  くるり
   わ、わかってるなら聞かないでよ、
   私が汚したわけでもないし…な、なんてうそよ。
   怒った時の怖さが、
   おなか姉さんに似てきてるんだけど。
   でも、空気のきれいなところに行けば、
   今でもちゃんと見えるから安心して。
    
  とめ
   私は21世紀の江戸の地で、
   江戸と同じ夜空を見たいの。
    
  くるり
   わがまま言うものではありません。
   21世紀では無理な話とあきらめて。
     
  とめ
   何がわがままなの?
   くるりさんだって、
   もっとたくさんの星が見える空のほうがいいでしょ。
    
  くるり
   それはそうだけど、
   私にとっては、生まれた時からこれが当たり前の夜空だもの。
    
  とめ
   でも、知識としては、
   本来は、もっと星が見えるはずであることは知っている。
   本来のありようを頭ではわかってるのに、
   本来の姿でないものを当たり前としている。
   当たり前と思ってるから、
   変えようともしない。
   変えようとしないのだから、
   変わるわけはない。
   まさに、くるりさんの生き方ね。
    
  くるり
   そういう方向から来たか。
    
  とめ
   空気が汚れたのだって、
   自然に汚れたのではなく、
   人間が汚したからでしょ。
   だとしたら、
   自然の力ではなく、
   人間の力をもってしないと戻らないのが当たり前。
   それなのに、それがわがままだという。
   こちらは、さっきとは逆に、
   当たり前のことを、
   当たり前でないことにしている。
   自分のしたことは棚にあげて、
   都合よく解釈する。
   これも、くるりさんが得意とするところ。
     
  くるり
   まさか星のせいで、こんなとばっちりを食らうとは。
   それもこれも、
   ちょっと空気が汚くなっただけで見えなくなるような、
   柔な星だからいけないんだ。
   月みたいに、
   今も昔も煌煌と輝いていてくれれば良かったのに。
    
  とめ
   さっそく、お星さまのせいにしてる。  
   お月さまにしたって、
   満月の夜と新月の夜の地上の明るさの差は、
   21世紀だと、よくわからないんですけど。
     
  くるり
   それこそ、さっき言った、
   地上が明るくなったせいだよ。
   今の社会、お月さんが雲に隠されたり、
   満ち欠けする状態によって、
   夜の明るさが左右されるようでは困るもの。
   おかげで、今ではお月さんも安心して、
   好き勝手をやってられるようになったと思うよ。
     
  とめ
   別に好き勝手にしてるわけではないじゃない。
   お月さまやお星さまが見えなくなるのは、
   雲や時期など自然の法則に、
   基づくものだもの。
   そういうのは、放っておいていいというより、
   むしろ人間が立ち入るべきではないところ。
   
  くるり
   逆に不自然な法則は立ち入らなくてはいけない、
   って言うんでしょ。
   その態度が、私の人生と重なっているというのが、
   気に入らないけど…あ、いえいえ、気になるところです。
     
  とめ
   くるりさん本来の星が、
   不自然な汚れで見えなくなってしまっている。
   それが当たり前の感覚になっているために、
   本当の星の美しさ、つまり本来の自分を見ることができない。
   だとしたら、汚しているものの存在にあえて意識を向け、
   それを隠していること、
   そこに隠れているものに目を向けることが大事なのは、
   わかるでしょ。
   それは、わがまま言ってるわけでもなんでもない。
   星があまり見えなくなったこの21世紀の夜空を見たら、
   そこに気がついてほしいの。

  くるり
   みなさん、わかりましたか。
    
  とめ
   くるりさんに言ってるんです!
    
  くるり
   くるりよ、
   おとめちゃんは、おなかさんと同じ血をひいていることを忘れるな。
   あ、隠れていたことに気がつけた。
   だから、怒らせてはいけない。
   あ、本来の姿に意識が向いたら、どう行動すべきか道が見えた。
    
  とめ
   どういう納得の仕方をしてるんですか。
   満月になる前のお月さまをじーっと眺めてるとね
   見た目はまだ満月になってなくても、
   光があたっていない部分も見えてきて、
   お月さま全体の丸い形がわかってくるの。
   一部が見えるか、全部が見えるかの差だけで、
   お月さま自体はいつもまん丸なのよね。
   そこに気がつけたのも、
   じっと意識して見つめていたから。
   21世紀は、江戸とは空気の澄み方も違うだろうけど、
   それでも眺めているとわかるはずだよ。 
     
  くるり
   それなら、お星さまだって、
   星自体が消えてしまうわけではないよ。
   見えなくなっても、
   確かに存在はしているもの。
   そうか、自然の法則であれ、不自然であれ、
   見えなくなっても、
   月や星は、本来の美しい形で、
   いつもちゃんと存在している。
   それは、心の空でも同じなんだね。  
   
  とめ 
   見えてなくても、
   本来の姿はちゃんとあることを意識すれば、
   見えているのと同じくらいの効果が出てくるから、
   前向きにもなれる。
      
  くるり
   おなかさんとおとめちゃんの、
   隠されてしまった優しさに意識を向けないで、
   怖いという部分だけ見ていたら、
   前向きにおつきあいする気にはなれないのと一緒だ。
   なるほど、わかりやすい。
    
  とめ
   だから、どういう納得の仕方をしてるんですか。
 




    (発行マガジンより、本文のみ掲載しております。)



     

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