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              あっぱれ長屋のプラス話 第89号   

                   〜 やる気の予算 〜       
                                   2008. 5. 4 
   



  くるり
   みなさん、こんにちは。
   ついにこのメルマガも3桁に突入です。
   今日のお江戸あっぱれ長屋からのお客様は、
   大家の棚ぼた衛門さんです。
    
  ぼた衛門
   100号、おめでとう!
  
  くるり
   ありがとうございます。
  
  ぼた衛門
   いや、おまえに言ってるんじゃない。
   自分たちに言ってるの。
   おまえをまともにするために、
   苦節100号、
   よく続いたものだ。
  
  くるり
   苦節かい。
  
  ぼた衛門
   そりゃそうだ。
   おまえのために、
   我々がどれだけ頭をしぼってきたか。
   百回くらいたてば、多少は変わるかと思ったが、
   やはりまだまだじゃな。
  
  くるり
   もともと、まともだから、
   変わりようがないだけよ。
  
  ぼた衛門
   こりゃ、まだまだどころか、
   まだまだまだまだまだまだまだまだじゃな。
  
  くるり
   なんでそんなに増える。
   百回やっても変わらないってのは、
   私がまともだからなの。
   それに、仮に私がまともでないとしても、
   百回もやって失敗なら、
   あきらめそうなものだけど。
  
  ぼた衛門
   それだから、まだまだなんだ。
   いいか、一つの事を成すのに、
   十回やってあきらめる人と、
   百回やってもあきらめない人の差は、
   どうしてできるか?
  
  くるり
   根気があるかないか。
  
  ぼた衛門
   それもあるが、その前に
   予算の違いが大きい。
  
  くるり
   予算?
   一概に予算がいるものばかりとは言えないでしょ。
  
  ぼた衛門
   わしの言う予算とは、
   やる気の予算じゃ。 
   何か事をしようとするとき、何度くらいでできるかは、
   誰にもわからない。
   でも、できることを期待するからこそ、
   挑戦する。
   その時に、無意識のうちに、
   自分の能力と事の難易度からはじきだした、
   やる気予算が設定される。
   十回であきらめる人は、
   最高で十回分のやる気予算しかなく、
   百回やってもあきらめない人は、
   最低でも百回のやる気予算を設定しているということだ。
    
  くるり
   いちいち予算を見積もってるつもりはないけどなあ。
  
  ぼた衛門
   でも、無意識のうちに設定しておる。
   十回であきらめる人は、
   どこかで、十回くらいでできると思っているんじゃな。
   だから、十回分の予算しか見積もらない。
   そして見積もり予算を超えると、
   やる気が失せてしまう。
  
  くるり
   じゃあ、あきらめるのは、
   見積もりが甘いと?
  
  ぼた衛門
   そのとおり。
   気力が続かないのは、見積もり予算を消化してしまったから。
   もし最初から、最低でも百回くらいはかかるもの、
   と思っていたら、
   百回やって結果が出てなくても想定内のことだから、
   やる気は持続する。
   だから、やる気の予算は、
   必要以上に、最初からたっぷりとっておくものじゃ。
   21世紀の国の予算というものを見習えばいい。
   無駄遣いされる分までが、きっちり入っとる。
   お金の予算のとり方では、それは許されないことだが、
   やる気の予算のとり方としては、
   大いに見習いなさい。
  
  くるり
   そんなお手本、嫌です。
  
  ぼた衛門
   それは冗談だが、とにかく遠慮なくたっぷり見積もるべきなのが、
   やる気の予算。
   おまえは、十回どころか、
   たいてい二、三回の予算しかないが、
   そういうふうに、
   見積もりが甘いということは、
   自分の能力を過大評価しているということでもあるんじゃ。
   己を知る謙虚さがあれば、
   百回くらいはやらねばならないという意識は
   自然にわいてくるはずだがな。
  
  くるり
   そうだね。
   二、三回分の予算ということは、
   それでできると思っていた自分の驕りが、
   どこかにある。
 
  ぼた衛門
   少しは、百回かけた兆しが見えてきてはいるな。
 
  くるり
   でも、そうなると、
   何かやるときには、
   最低でも百回はやる覚悟でやれということにもなる。
   それは重すぎて、やる気がなくなるなあ。
    
  ぼた衛門
   やはり、まだまだだった。
   あのなくるり、
   だからこそ、予算にたとえると前向きになるんじゃ。
   百回分の予算があったら、
   百回しなくてはならないというより、
   百回まではできるという心持になるだろう。
   お金もやる気も、そこは同じ。

  くるり
   お金の予算のほうはわかるけど。   
      
  ぼた衛門
   自分のしたいことに使うものであることは、
   どちらも同じじゃろうが。

  くるり
   なるほど。

  ぼた衛門
   最初から予算が少ないと、五十回でも大変に思うが、
   百回くらいの失敗は普通のこと、と思っていれば、
   むしろ五十回でできたら、得した気分になれるくらいだ。 
   やる気の予算は、請求し放題だから、けちる必要はない。
   見積もりが甘いと、大損するのは自分だからな。
  
  くるり
   では、最低でも百回と設定しておけば、
   それ以降の予算も安心の追加保障ってわけだね。
  
  ぼた衛門
   そうじゃ。
   そのくらいのどっしり、ゆったりした気持ちで取り組めば、
   成功率も高くなる。
   我々も、そのくらいの気持ちでなきゃ、
   くるりの相手などしてられん。
   これも、21世紀の国の予算と同じに、
   おまえには、相当の無駄な予算をつぎ込む覚悟だ。
    
  くるり
   そのお手本も嫌です。  
  

 (発行マガジンより、本文のみ掲載しております。)


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